「JLPTは受けないけれど、日本語をもっと使えるようになりたい」
そんな方もいるのではないでしょうか。私が専門学校で教えている学生の中にも、仕事が決まっていてJLPTを受験する予定はない、という人がいます。試験を受けるかどうかにかかわらず、日本語の文章を読み、自分の考えを話したり書いたりする力は大切です。
そこで、読解を中心に会話や作文にも取り組む中級日本語コースを用意しました。今回は授業で使う教材『中級から学ぶ日本語』の特徴と、JLPTの読解対策との違いをご紹介します。
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今回のテーマは「JLPT Compass|Japanese Learning Tips」でも、Part 1・Part 2に分けてお話ししています。
JLPTを受けない人にも、日本語を学ぶ目的がある
JLPT対策では、決められた時間の中で文章を読み、問題に答える練習をします。試験を受ける方には必要な学習です。
一方、仕事や生活のために日本語を学ぶ方には、読んだ内容について自分の意見を説明したり、相手と話し合ったりする機会も必要です。試験対策だけでは扱いきれない、そうした練習を取り入れたかったんですね。
『中級から学ぶ日本語』で、読んだ後も学べる
このコースで使う『中級から学ぶ日本語』には、ある程度の長さがある文章が出てきます。ただ、内容は身近で、文章の大意をつかむところから取り組みやすいと感じています。
文章を読んだら、そこで終わりではありません。内容を確かめる問いに答え、本文に出てきた文法を使って文を作り、筆者が伝えたいことを考えます。さらに、テーマについて話す活動や、文章の中で使われている漢字の学習にもつなげられます。
読解を出発点に、文法・会話・作文へ学習を広げられるところが、この教材の魅力です。漢字も単語カードだけで覚えるのではなく、文章の中で意味を確かめることができます。
JLPT読解の問題集とは、学ぶ目的が違う
動画の後半では、『N1読解スピードマスター』のようなJLPT対策教材とも比べています。試験では、短い文章であっても時間を意識して読み、設問に答える力が求められます。時間内に解くための練習は、JLPTを受ける方にとって欠かせません。
一方、中級日本語コースでは、速く正解を選ぶことだけを目標にはしません。文章を理解したうえで、「自分はどう考えるか」を話したり書いたりします。意見を伝える問いには、一つの決まった答えだけがあるわけではありません。
どちらの教材がよいかは、学ぶ目的によって変わります。
- JLPT対策をしたい方:時間を意識して読み、設問に答える練習をする
- 読んだ日本語を使って表現したい方:内容を理解し、自分の考えを話したり書いたりする
「JLPTの問題を時間内に解く練習は、今は必要ない」「まずは文章をしっかり読み、日本語で考えを伝えたい」という方には、中級日本語コースが合うと思います。
無料PDFで、教材の雰囲気を確かめてみてください
授業で扱う読解の雰囲気を知りたい方は、まず無料のサンプルPDFをご覧ください。文章を読んでみて、内容や難しさが今の自分に合いそうかを確かめられます。
「一人で読むだけでは分からないところがある」「読んだ内容について話してみたい」という方には、体験レッスンもご案内しています。教材を試したうえで、参加を考えていただければと思います。
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